サムクロスの解き方
解き方を実際の問題で
2007-02-23
テクニックを学んだら早速実戦といきましょう。
下の図を見てください。例題です。
下の問題を順にみていきましょう。

まず、左上に注目。
サムクロスでは一番やさしいパターン。
2マスの「3」と「4」の交差です。
テクニックのページにも登場しましたね。
「共通する数字をみつける」でしたね。
3(2マス)のパターンは「1と2」
4(2マス)のパターンは「1と3」
交差するマスは2つに共通する「1」しか入りません。
同じように右下も一番やさしいパターン、2マスの「16」「17」です。
16(2マス)のパターンは「7と9」
17(2マス)のパターンは「8と9」
交差するマスは2つに共通する「9」しか入りません。

次にグリーンの部分を見てください。
おっと、これもテクニックのページで解説されていましたね。
「最大の数、最小の数を利用する」です。
ヨコの「23」とタテの「8」の関係がそれです。
23(3マス)のパターンは「6・8・9」のみです。この中でタテ「8」に当てはまるのは「6」のみです。(「8」なら下のマスに「0」、「9」なら「-1」になってしまいます)
よって、タテ「8」は「6と2」のパターンで決まります。2つの緑のマスのようになります。
下の水色のマスを見てください。
ここも同じテクニックでいけます。
7(3マス)のパターンは「1・2・4」のみです。この中でタテ「12」に当てはまるのは「4」のみです。(「1」なら上のマスに「11」、「2」なら「10」になってしまいます)
よって、タテ「12」は「8と4」のパターンで決まります。2つの水色のマスのようになります。

ここで、解いていく上で役に立つテクニックというほどではないけどコツになることをお教えしましょう。
それは「今、書き入れた数字は次の手がかりになる」ということです。
あれ?
最初が左上と右下、次に書き入れたマスへの手がかりになっていないジャン!と思われたでしょうが、ここは解き方解説のためと割り切ってね!
元に戻しましょう。
作り手としては、解き手があっちへこっちへと移動しながら解くような問題をフツーは作りません(上級用の特別な問題を除いて)。
順々に解いていけるよう道筋をつけるものなのです。
とっかかりになる部分をみつけ、そこに数字を書き入れることができたなら、その数字が次の手がかりになると思って解き進めてください。
では解き方に戻りましょう。
さきほど書き入れた緑色のマスのそば、下図のオレンジのマスを見てください。
オレンジの2マスは「8か9」が入ります。この2マスのうち右側のマスをみてください。そこから下へずーっと視線を移すと「お!」「8」が入っているじゃないですか。
「区切られた一列には同じ数字が入らない」んでしたね。
ですからオレンジのマスの右側のマスには「9」が入ります。「23」のマスの残り1つは「8」となります。
同じように水色のマスの近く、下の図も水色になっています。
今の解説と同様で「1」と「2」が決まります。

下図の緑のマスを見てください。
さきほど「今、書き入れた数字は次の手がかりになる」と書きました。
上の上の図のオレンジのマスで書き入れた「2」とその前の書き入れた「3」がきいて、この緑のマスに「1」が決まります。
タテの6(3マス)は「1・2・3」の1パターンしかありません。すでにヨコの28で「2と3」が入っています。「区切られた一列には同じ数が入らない」ので、この緑のマスは「1」しか入りません。
同じことが、ピンクのマスにもいえます。
こちらはタテ24(3マス)のパターンですね。
それからもう1つ。紫のマスを見てください。
ここは2つのテクニックで決まります。
1つはタテの「23は6・8・9の組み合わせ」とヨコの「16は7と9」の組み合わせ、テクニックの「共通する数字をみつける」から。
2つめはタテの37(7マス)にすでに「9」が入っている、「区切られた1列には同じ数字が入らない」から。
このようにどちらのテクニックを使ってもOK!なときもあります。

下の図を見てください。
緑のマス、ヨコ7(3マス)のパターンは「1・2・4」だけです。緑の3つのマスのうち一番左のマスを含むタテを見てみましょう。
28(7マス)にすでに「1」と「2」が入っていますね。「区切られた1列には同じ数字が入らない」でしたね。
このマスは「4」に決まります。
同様にその右のマスが「2」、残る一番右のマスが「1」とうまります。
下のピンクの3つのマスも同じテクニックで、同じような順番で3つともうまります。

下の図を見てください。
まず青灰の4つのマスはすぐ決まりますね。引き算ができれば大丈夫。ケアレスミスに注意。
次に紫のマスをみてください。
ヨコ5(2マス)のパターンは「1と4」「2と3」の2パターンです。
そして紫の2つのマスのうち右のマスをタテにずら~っとチェックするとすでに「1」「2」「4」が入っています。
「区切られた1列には同じ数字が入らない」でしたね。
ここが「4」に決まり、左のマスも決まります。

下の図を見てください。
まず左下の青のマス。
このマスを含むタテとヨコをずら~っと…長いですね…よく見てみましょう。
すると…、
「お!」
…っと、わかったことがありません?
「1、2、3、4、5、7、8、9」があるのに、「6」だけナイですネ。
「共通する数字をみつける」の大げさなパターンとでもいいましょうか。タテの28(7マス)のパターンは「1と2と3と4と5と6と7」の1つだけ。
このうちすでに「1と2と3と4」が入っているので残るは「5と6と7」、ヨコの列をみてみるとすでに「5と7」が入っているのでこの青のマスに入るのは「6」だけ、となります。
次は茶色のマスです。茶色のマス2つのうち、上を見てください。
このマスには「6か8」が入ります。
このマスを含むヨコの列は28(7マス)です。おっと、さきほどやったばかりですね。そのパターンの中に「8」は入っていませんでしたね。
なのでここには「6」が入ることが決定。
「8」はいわずもがな、ですね。
「6」の左の黄色のマスを見てください。
ここに入るのは「4か7」ですが、すぐ下のマスに「あ~れま!」7があるじゃないですか。
なので「4」にソッコーで決定。

ここまでくれば、もうあとは説明の必要はありませんね。
この問題は(株)世界文化社が発行しているパズル誌や拙著『パズルbooksシリーズ サムクロス』だと★のレベルです。
★が一番やさしいレベル、増えるに従い難易度が上がっていきます。
その★ですから、初歩的な問題です。
でもこの問題は初級者がマスターすべきテクニックが効率よく学べるようになっています。
もしまだなんとなくモヤモヤ感があるなら、もう一度解きなおしたり、この解き方のページを読み返してみてください。
本当は「習うより慣れろ」でどんどん問題をこなしていくほうが早道だと思いますが…。
そのあたりは好みもありますので、じっくりとしっかりマスターしないと先に進む気がしない人はたとえ多少回り道になってもいいですから、基礎をマスターすべきです。

